ZUIKO AUTO-T 200mm F5

単焦点でF5の暗さだが、超コンパクトで超シャープな優秀望遠レンズ

OLYMPUS OM-SYSTEM ZUIKO AUTO-T 200mm F5/ズイコー 望遠 200mm F5

ZUIKO AUTO-T 200mm F5
  • 画 質  ★★★★
  • 携帯性  ★★★★★
  • 希少性  ★★★★★
  • 人気度  ★★
  • 総合評価 ★★★★
ZUIKO AUTO-T 200mm F5

◆愛称 「こいも」
zuiko 200mm/f4が「おおいも」だ。それよりはるかにコンパクトで軽量なzuiko 200mm/f5は「こいも」となった。

かつてフィルム時代のF値はすこしでも小さくて明るいレンズが好まれた。そのため、zuiko 200mm/f5なんてF値スペックは好まれなかったに違いない。だが素晴らしいコンパクトさ。デジタルの現在では少々の暗いレンズでもブレずに綺麗に写すことができるようになった。そのため私はこちらのほうが好みだ。

◆良いところ
昔、オリンパスのこんなテレビCMがあったとか・・
雨に降り込められた若いカメラマンがお寺に一夜の宿を求め、そこで写真が趣味らしいお坊さんと話 が弾む。お坊さんが「この135ミリは・・」と、物知り顔でレンズを手に取るが、よく見てびっくり。 「200!これで!?」・・ このときのレンズこそがzuiko 200mm/f5だったわけだ。

実際に手にとってみると、200mmの望遠とは本当に信じられない。小型軽量というOMのポリシーが具現化された200mm望遠だ。

コンパクトさだけでなく描写も優秀で、絞り開放からシャープな写りで、色のり・コントラストとも非常に良好だ。zuiko 200mm/f4と比較するとこちらは暖色系の発色のようだ。

有名な話だが、レンズ構成は5群6枚で、F4よりF5の方がレンズの枚数が1枚多く、これは短筒化のためのようだ。おそらくF5の方がコストは高くついたに違いない。

このレンズの存在が21mm~200mmまでを49mmのフィルター径で統一を実現している。

OMマニアならかならずzuiko 200mm/f5を1本は持っておくべきだろう。

◆悪いところ
F5の暗さだ。さすがにボケによる作画には向かないだろう。

近接撮影距離が2.5mと遠い。この短所をカバーする方法としてオートエクステンションチューブ 7, 14, 25を利用するといい。

本来マクロ撮影を可能にするものだが、こういうレンズに組み合わせれば望遠マクロとしても利用できる。ミラーレスとの組み合わせではヘリコイド付きのマウントアダプターがおすすめだ。

◆エピソード
なーにも考えずにヤフオクで落札した最初のzuiko 200mm/f5はモノコートだった。

このレンズはその後MCも出たのだが、すぐに商品そのものが発売終了となりわずかの期間しかMCは出ておらず希少だ。そう聞くと欲しくてたまらなくなる。あっちの中古屋こっちの中古屋、あっちのサイトこっちのサイト、、隈なく探すがなかなかでてこない。

そんな折、グーグルで引っかかったのが中国(China)のネットオークションサイト「淘宝(タオバオ)」での出品だった。念願のMCだし状態も新品同様だ。グーグルの翻訳を屈指しながら中国語を理解しなんとか落札し、PayPalで代金も支払った。ところが、相手から言われたのは「日本に配達するには税関で税関料がかかる」と。払うとさらに「役人に別に手数料を支払わないと丁寧に扱ってくれない」などといわれてさらに支払った。(つまりワイロだ)なのに最後は「自分の力では手続きができないので送れない」と。だまされたようで、相手も信用もできず、ほとほと困った。

ところがかつて中国に行ったときに知り合った友人に相談したら彼が相手に交渉してくれて、商品を手にしてくれた。しかも日本にまで持ってきて届けてくれたのだ。持つべきは友。中国にもとても親切でいい人がいるものだ。

こうしてすったもんだして手に入れたMC版zuiko 200mm/f5は今も大切につかっている。

<諸元>

ZUIKO AUTO-T 200mm F5

コーティングMC
画角 12°
レンズ構成5群6枚
絞り・形式/範囲 自動/5-32
最短撮影距離 2.5m
最近接撮影範囲 36x25cm
ピント調節方式直進ヘリコイド
全長/最大径 105mm/62mm
質量 385g
フード 組込み式
フィルター φ49mmねじ込み
発売時の価格 ¥29,300

 

<所有レンズのデータ>

所有No名称コードリア記号製造年月状態用途
Z0ZUIKO AUTO-T 200mm F5 良好保存&常用

 

<作例>

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